- 転職回数が多いから、もう転職できない
- 転職回数が多いから、書類選考に通過しない
- 転職回数が多いから、自分は根性なしでダメだ
このように「転職回数が多いから、もう人生終わりだ」と思っていませんか?
転職回数が多いと書類選考時に不利にはなりますが、次の転職ができないわけではありません。
転職回数が多いと「根性なし」とか「人生を甘く見ている」と言ってくる人はいますが「人生終わり」ではありません。
実際私は転職6回しても人生終わってないですよ!
- 転職回数が多いとなぜ「人生終わり」と思ってしまうのか
- 転職回数が多くて実際人生終わってしまうパターン
- 転職回数が多くても転職を成功させる方法
- 転職6回して全然人生終わっていない体験談
転職回数が多いと人生終わりと思ってしまう理由
もう採用されないと思ってしまう
「会社を辞めたいけど転職回数が多いから、もうどこにも採用されない、、」
転職回数が多いと、このように考えてしまいがちです。
20代であれば3回以上、30代以上はトータルで5回以上の転職回数だと、転職回数が多いと判断されるでしょう。
冒頭でもお話ししたように、転職回数が多いと書類選考時は不利になりますが、二度と転職できないわけではありません。
身に付いた経験やスキルをアピールしたり、応募書類の書き方の工夫や面接対策を行うことで、転職回数の多さをカバーすることができます。
現職を辞めたら「もう二度と転職できない」と思い込んでしまうので、人生終わりだと考えてしまいます。
ダメな人間だと自分を責めてしまう
- 転職を繰り返す自分は根性なしなんだ
- 自分は社会不適合者ではないか
- 退職した原因は全て自分にある
これ全部、私が自分を責めていたときに思っていたことです。
自分を「ダメな人間」だと責めてしまうんですよね。
私は転職回数6回の中でも退職した理由はそれぞれです。
どうしようもないひどいブラック企業や経営者にぶち当たったこともあります。
でも「ブラック企業を選んだのは自分である」とか「どんなブラック企業でも辞めずに続けて働いている人もいる」など、理由をつけて自分を責めていました。
転職回数が多い自分は「ダメな人間だ、、」と責めてしまい、人生終わりだと思ってしまいます。
周りから批判される
転職回数が多いと親や家族、友人や面接担当者から批判されることがよくあります。
「海外では転職回数が多い方が優秀と思われるんだよ!」と反論しても、ここは日本でまだまだ転職に対し冷たい反応をする人がたくさんいます。
特に今の30代~40代の親世代は「新卒で入社して定年まで働く」が当たり前の世代です。
「頑張って働ければ、給料は自然に上がるし、退職金も多くもらえる」そんな時代でした。
「もう時代が違うんだよ!」と反論しても、なかなか親世代には通用しません。
転職したことがない友人から、転職回数が多いと「よくやるよ」とバカにされることもあります。
私も転職回数が多いことをよく周りから批判されました。
身近な人から人格否定にも近い批判をされると、それは人生終わりと思うぐらいのダメージを受けます。
転職回数が多くて人生が終わってしまうパターン
では転職回数が多いことは、具体的に何がいけないのでしょうか?
ひとくくりに転職回数が多いだけで、自分を責めたり批判されるのは間違っています。
ただ転職回数が多い中でも、これは本当に「人生終わっちゃうよ」というNG行動や考え方をお話しします。
短期離職を繰り返す
転職回数が多い中でも短期離職(1年未満)の転職を繰り返すのは、やはりNGです。
いわゆる「ジョブホッパー」といわれるものです。
さすがにこれは次の転職で採用されにくくなり、不利な条件になってしまいます。
何度も1年未満の退職を繰り返していると「本人に問題があるのでは」と思われてしまいます。
転職回数が多い人は3年以上と言いたいところですが、せめて2年以上は続けられる転職先を探しましょう。
よっぽどのブラック企業であれば別ですが、すぐ辞めたくなる気持ちをグッとこらえて、2年以上は同じ会社で働くことをおすすめします。
一貫性のない転職を繰り返す
これまでの転職で業界や職種などに一貫性がない場合もNGです。
採用する立場から見ると「何も考えずに転職しているのかな」とマイナスのイメージを持ってしまいます。
ただ私も30代で「営業→エンジニア→スーパーバイザー」と一貫性がない転職をしています、、( ;∀;)
ただ業界や職種は違えど部下を持ち「マネジメント」を行ってきたことは一貫していました。
このように業界や職種は違っても、共通点を探し「一貫して行ってきたもの」があれば大丈夫です。
ネガティブ発言が多い
- 転職回数が多い俺はダメな人間なんだ
- どうせ何をやっても長続きしないんだ
- こんなダメな俺でも採用してくれます?
さすがに最後の発言を面接時にする人はいないと思いますが、、( ;∀;)
面接や転職エージェントとの面談、家族や友人も前でも転職回数が多いことでネガティブ発言をしてはいけません。
これは聞いている方も気分がよくないです。
また厳しいことを言うようですが、転職回数が多いのは聞いている人のせいではありませんよね。
ネガティブ発言をしても好かれることはありません。
もう起きてしまった現実なので、ネガティブ発言は止めましょう。
転職回数が多いことも含めて「今の自分がある」と前向きに捉え、採用面接ではポジティブな発言ができるよう準備しましょう。
転職回数が多くても人生終わりでなく転職を成功させる方法
転職回数をごまかして書くのは厳禁
まず大前提の話をします!!
転職回数の多さで書類選考が不利になるのを避けるために、履歴書や職務経歴書に転職回数をごまかして書くのは厳禁です。
応募書類に嘘の記述や面接で嘘をつけば、それは「経歴詐称」に当たります。
もし運よく入社できたとしても、その後「経歴詐称」が発覚すれば、懲戒処分や降格など何らかの処罰が適用されるはずです。
当然ですが、嘘や不正は絶対にいけません。
転職回数が多くても、応募書類には正直に経歴を書きましょう。
転職回数が多くても受け入れてくれる企業を探す
転職回数を気にしない企業も多くあります。
中小企業やベンチャー企業、業界で言うと「IT関係」はあまり転職回数にこだわりません。
転職回数が多いのが理由で書類選考で落ちたとしても、さっと気持ちを切り替えて、転職回数が多くても気にしない企業を探しましょう。
大企業に固執して転職活動を行わない
やはり大企業の方が転職回数の多さを気にします。
これには2つの理由があります。
- 応募者が多いので、足切り条件として転職回数を挙げている
- そもそも人事担当や管理職が長く1社に勤めているので転職に否定的
この保守的な考えは、もうどうしようもできないところです。
先程お話ししたように、転職回数が多くても受けいれてくれる企業を探しましょう。
転職回数が多くなった理由を分析する
これまでの転職の棚卸しをしましょう。
転職回数が多くなったとしても、それぞれ1回1回転職した理由があったはずです。
- 情報収集が足りずブラック企業に転職してしまった
- 自分には不得手、もしくはやりたくない仕事を選んでしまった
- 上司とどうしても合わずに辞めてしまった
自分が「転職する」きっかけになったことをきっちり分析する必要があります。
その法則を自分で理解しておかないと、転職を繰り返すことになります。
これまで長時間労働が嫌で転職を繰り返したのあれば、できる限り残業が少ない会社を選びましょう。
上司が嫌で転職を繰り返したのあれば、いかに上司から好かれるかを徹底的に勉強しましょう。
「自分で自分のことを知る」ことが転職を繰り返さない第一歩です。
転職回数が多くても全然人生終わっていない体験談
ブラック企業につかまり過ぎた
最後に転職6回の私の経験もお話します。
私の場合はキャリアアップの転職をしたこともありますが、多くは「転職せざる得ない」状況で転職をしました。
転職6回中4回が経営者からパワハラをされたり、ムチャな上場準備を押し付けられたり、心身ともに疲れ果て絶望して転職しました。
【詳細はこちらからご覧ください!】
転職エージェントを使い転職したのがほとんどですが、私自身が会社を見る目がなかったのです。。
転職を繰り返し得たこと
- 様々な経験やスキルが身についた。
- いろんな人と関わってきたので、少々の人間関係のことではビクともしなくなった。
- 周りの批判も気にならなくなった
転職を繰り返した結果、苦しい思いもたくさんしました。
ただそれが血となり肉となり、今は天職につき充実した人生を送っています。
繰り返しますが、転職回数が多くても人生終わりではありません。
私は本当に転職6回もしたから今の自分があると思っています。
まとめ:絶対に転職回数が多くても人生終わりではない!
「転職回数が多いと人生終わりなのか」について解説しました。
転職回数が多いと次の転職を考えたときに選択肢が狭まったり、周りから何か言われることはありますが「人生終わり」というのは言い過ぎです。
本記事を参考にして転職回数が多い現実は素直に受け止めて、次に進むために適切な行動を取りましょう。
あなたを必要としている企業はきっとあるはずです。
自分で言うのもなんですが、、「転職を何回もできる」というのは優秀だからできる側面もあります。
ただ転職を繰り返すのは必ず原因もあります。
その原因を分析し同じ過ちを繰り返さず、あなたが天職に巡り合えることを願っています!
コメント